住宅ローンの予算はいくらで考えればよいの?
マイホームを手に入れる上で、実際に予算をいくらくらいで考えれば良いのか?さっぱりわからないですよね。
ここでは、マイホームを検討するにあたっておおまかな予算を計算する方法をまとめてみました。
住宅に使えるお金の基本の考え方
住宅ローン(80%が目安)+自己資金(20%が目安)
この合計が払えるお金と考えます。
自己資金には親の援助や貯蓄から用意します。
3-6ヶ月分の生活費は残しておきかつ、維持費や医療費も確保しておいて余ったお金を自己資金とします。
ローンの借りられる上限について
住宅ローンの借入時に、異金融機関では主に年収負担率を30%前後で考えますが、実際に暮らしていく身としては、30%では日々の生活が苦しくなる恐れもあります。
安心な返済プランを考えるのなら、年収負担率を25%にしておくのが良いでしょう。
年収×25%=年間返済額
例えば年収600万の人なら 600万×25%=年間返済額150万円 月額で考えると12万5千円となります。
これとは別に諸費用(手数料や税金)の分お金が物件の5-8%かかると考えておきこちらも用意しておきます。
また保険や車のローンなどがあると更に月々の出費額は増えることになるため、こちらも忘れずに入れておきましょう。
諸費用について詳しい記事はこちら→
おおまかな住宅購入予算を計算してみよう
実際に自分の年収、自己資金での住宅購入予算はいくらになるのかを計算してみましょう。
主な流れはこんな感じです。
1. 年収から一ヶ月の返済上限額を計算する
年収×25%÷12ヶ月=1ヶ月あたりの返済上限額 125000円
2.維持費を引いて一ヶ月の返済額を計算する
1ヶ月あたりの返済上限額-維持費(1万円とする)=一ヶ月の現実的な返済額115000円
3.住宅ローンをいくら借りるのがよいか計算する
一ヶ月の返済額÷1000万円あたりの月々の返済額(金利と返済期間から表で選ぶ)×1000万=借り入れ目安額
1000万円あたりの月々返済額
金利(%) | 20年 | 25年 | 30年 | 35年 |
1.00 | 45,989 | 37,687 | 32,163 | 28,228 |
1.50 | 48,254 | 39,993 | 34,512 | 30,618 |
2.00 | 50,588 | 42,385 | 36,961 | 33,126 |
2.50 | 52,990 | 44,861 | 39,512 | 35,749 |
3.00 | 55,459 | 47,421 | 42,160 | 38,485 |
3.50 | 57,995 | 50,062 | 44,904 | 41,329 |
4.00 | 60,598 | 52,783 | 47,741 | 44,277 |
4.50 | 63,264 | 55,583 | 50,668 | 47,325 |
4.自己資金を足して諸経費を引き、購入できる予算額を出す
(妥当な借入額+自己資金)÷諸経費(7%で計算)=購入できる物件価格
年収600万円・自己資金600万、金利3%35年ローンの人の住宅購入シミュレーション
年収600万円×(年収負担率25%)÷12ヶ月=(1ヶ月あたりの返済上限額) 125000円
1ヶ月あたりの返済上限額 125000円-維持費1万円=(現実的な返済額)115000円
(一ヶ月の返済額)115000円÷(金利3%.35年ローン)38485円×1000万=(借り入れ目安額)2988万1772円
(2988万1772円+自己資金600万円)÷(諸経費)1.07=3353万4366円
購入できる物件価格はおよそ3353万円となります。
ざっくりとですが、おおまかな物件価格の計算方法でした。
思ったより金額が少なく感じたのではないでしょうか。
自分の住みたい地域ではこの価格の物件は見つからない・・・なんてこともあるかもしれません。
地域を変更してみるか、または自己資金を増やせないかなど考えてみるとよいでしょうね。
無理な返済プランは