マイホームを考えるにあたって、多くの方は予算やローンのことが気になるかと思いますが、まずは価格以外の理想の住まいの条件を確認してみましょう。
理想の物件を選ぶポイントは主にこの4つになります。
- エリア・所在地
- 物件のタイプ(戸建て・マンション・新築・中古など)
- 広さや間取り
- 物件の価格
まず最初にエリアや所在地から考えていきます。そのエリアに住むにあたって、通勤通学がどうなるのか、店はあるのか、子育てしやすいかなどを具体的にイメージするため調べていきます。
その1、エリアの候補地をイメージする・ざっくりしぼる
まずざっくりでも良いので自分たちが住みたい土地・エリアを考えましょう。基本的に通勤や通学にアクセスの良い場所が条件となります。
また、街によって住んでいる人のタイプも変わります。駅周辺の施設はどんなものがあるのか、どんな人達が住んでいるのか、治安は悪くないかなど一つ一つ確認していきましょう。
エリア・所在地のチェックポイント
通勤・通学経路の様子
- 学校や職場への通勤・通学のアクセス方法
- 駅から距離・時間はどのくらいか
- 満員電車の心配はないか、車の場合渋滞はあるか
- 始発や終電の時刻は何時か
- 定期代、ガソリン代はどのくらいかかりそうか
どんなに良いエリアでも通勤通学に非現実的な距離・状況だと、住んでいくうちに不満がでることになります。具体的に計算しておきましょう。
最寄り駅周辺の様子
- 駅まで何分かかるか、また距離はどのくらいか
- 坂や歩道、道のあるきやすさはどうか
- 治安は悪くなさそうか・薄暗い場所はないか
- バス・タクシーなどは利用できそうか
- コンビニや店はあるか
最寄駅周辺の様子も見ておきましょう。治安が悪そうな場所はないか、買い物できそうな店があるかもチェックしたいですね。
エリア周辺の施設について
- 近くにスーパーなどはあるか(営業時間や駐車場、品揃えなども)
- 病院の場所や診療科目も。
- 金融機関や役所までの距離
家の近所に店舗や病院、利用している金融機関などがあるのが理想ですが、全てが揃うのはなかなか難しいと思います・・・。優先順位をつけて調べましょう。
子育てしやすいエリアか
保育所、幼稚園、小中学校は近くにあるか
入園、入学の難易度や評判
小児科は近くにあるか
公園や支援センターが近くにあるか
実家からの距離
お子さんがいる、予定がある方は通う園や学校についても調べておきましょう。特に保育園・幼稚園は激戦区の場合、考えている年に入れるかどうかも難しくなります。
土地の歴史
- 過去にどんな用途で使われていたか
- 土壌汚染の可能性はないか
- 地盤の強度はどうか
- 水害の心配はないか(ハザードマップなど)
- 都市計画道路予定地は近くにないか
別の記事でも詳しく書きますが、土地の安全性は過去にどんな用途で使われていたかなども調べておきましょう。せっかく買った家が地盤に弱いなど安全に住めない心配もでてきます。
※都市計画道路予定地とは、自動車が通る道路の予定地のことです。計画から数十年要することもあり、すぐに道路が通るかは事業次第ですが、予定通りに決定すると立ち退きになる必要があります。
周辺の土地より格安な相場の場合、こういった予定地である可能性もあるのできちんと確認しておきましょう。
近所の様子
- 周りは戸建てか、マンションか、どんな建物が多いか
- 周辺の住民の雰囲気、ゴミ収集所の様子はどうか
- 住民トラブルがなさそうか
- 夜は一人で歩けるかなど治安は良いか
ゴミ捨て場が荒れている地域は治安が悪いといった説もあります。また街頭や人通りの多さなども見ておきたいですね。
雨の降った翌日に、水びたしになっている土地はないかだとか、国道の近くだと休日はバイクの音がうるさかった など実際に行ってみないとわからないことは多いので、候補地には何度も足を運ぶべきだといえます。
まとめ
住みたい街の様子を実際に見に行ってみることは大切です。近所にどんな家が多いのか、どんな人が住んでいるのかがよくわかります。
例えば、戸建てのお家が多くて子供用の自転車・朝顔なども置いてあるなら、子供が多い地域だとわかりますよね。
放課後や土日は遊ぶ声で賑やかかもしれません。静かに暮らしたい方には不向きだとも考えられます。
反対に子育て世代で、自分の子供がやんちゃすぎてうるさいかも・・・と心配な方は、お互いさまということで住みやすいかもしれません。
また余裕があれば更に、日にちや時間を変えて訪れてみてもいいですね。平日と土日では印象が変わる街も少なくありません。
ただ、完全に理想通りの土地が見つかるかというとそうでもありません。
予算を含め全ての条件を満たす土地はなかなか見つからないです。
優先順位を決めて優先度の高い条件にあう土地を探し、低いものは妥協も必要です。