新築で家を建てる場合、施工する会社を選ばないといけません。
ハウスメーカー、工務店、設計事務所がありますが、それぞれ得意な分野やメリットデメリットなど違いがあるので、予め予習しておきましょう。
ハウスメーカーのメリット
自社の標準プランがあり基本的に早く建つ
大手なので建ててからもアフターサービスも充実
金融機関との繋がりが多くローンが組みやすい
プランやアイディアを出してくれるためある程度まかせて進めやすい
デメリット
完全な自由設計は難しく、自由にすると金額も高くなる
規模が大きいゆえ伝達ミスなどが起こりやすい
規格品を組み合わせるため細かい修正に対応しにくい
実際の施工は下請けの工務店が行うため、大工の腕次第で仕上がりに差が出る
営業との相性が良くても、施工を担当する現場監督・大工との相性は悪い場合もある
工務店のメリット
地元密着型が多く地域にあった家造りができる
設計の自由度も高く細かい要望に答えやすい
比較的コストは割安となる
直接やりとりができるため、自由がききやすい
デメリット
広告をたくさん出していないため、知り合いの紹介などでないと口コミがわかりにくい
また身近な人間からの紹介だとトラブルになったときに面倒
小さな会社だと倒産などの心配がある
マニュアル化されていない部分が多いため、予想外の対応など遅れる場合もある。
設計事務所のメリット
一番自由に家造りができる
デザインや間取りなど好みの家が作れる
プロの目から見て物件に適した施工会社を選んでくれるため安心
デメリット
施工は工務店にお願いすることになる。
設計監理料がかかるためその分の費用も必要(工事費用の10-15%くらいですが人気の設計事務所は25~になる場合も)
事務所によって得意分野は異なるため、ホームページや口コミなどよく調べてから問い合わせたほうがよい
設計にも時間がかかるため(半年-1年ほどみておこう)建つまでが長い
ハウスビルダーって何?
ハウスメーカーと工務店の中間的な存在なのがハウスビルダーです。
ハウスメーカーほどの大規模ではないですが、地域にあった家造りが可能です。自分の希望のエリアにハウスビルダーもあれば、候補の一つにいれておくと良いですね。
保証が長く大手の安心感重視ならハウスメーカー!
会社の規模が大きく、マニュアルもあるためサービスの質は安定しやすいのはハウスメーカーですね。保証面での安心感があります。
現在は10年~なかには30年の長期保証をつけている会社もあります。
地域密着型でアフターサービス重視なら工務店
地域に根づいているためアフターサービスが魅力的なのは工務店ですね。よりきめ細かい対応が可能でハウスメーカーより割安な場合も多いです。
デザイン重視なら設計事務所
自分の好みや要望にあった家を作りたいなら設計事務所ですね。
工法や設備に制限がないため、とことんこだわりたい人には設計事務所がおすすめできます。
ハウスメーカー、工務店、設計事務所はそれぞれ特徴が異なっており、どの会社にするかは施主の家造りの考え方で選ぶと良いでしょう。